参謀note
経営と教養のための名言マラソン
グレの名言マラソン Vol.179
『五省』
一 至誠(しせい)に悖(もと)るなかりしか
(真心に反することはなかったか)
一 言行に恥づるなかりしか
(言葉と行いに恥ずかしいところはなかったか)
一 気力に欠くるなかりしか
(気力が欠けてはいなかったか)
一 努力に憾(うら)みなかりしか
(努力不足ではなかったか)
一 不精に亘(わた)るなかりしか
(不精になってはいなかったか)
(松下元 第34代海軍兵学校長)
『五省(ごせい)』は、現在の海上自衛隊幹部候補生学校、当時の海軍兵学校の校長であった松下元の発案によるもので、海上自衛隊では日々の行動を省みる標語として使われている。
毎日、この5つの問いかけを自分に行ったとき、365日、反省する部分が全くなかったという人は、なかなかいないのかもしれないし、むしろ、反省することの方が多いと感じる人もいるだろう。
反省することがあるのは問題だとは思わない。
問題なのは自分を省みることから逃げることであり、改善点に気づいているのに直そうとしないことである。
自分を省みる行為は、成長しようとしている証。決して自分を落ち込ませるためにするものではない。
より成長した自分に出会うため、省みること、改善して次の行動をとることを、積極的な思いを持って進めて参りましょう。