参謀note
経営と教養のための名言マラソン
グレの名言マラソン Vol.200
未来に向き合うには二つの方法がある。ひとつは心配、もうひとつは期待だ。
(ジム・ローン 起業家・自己啓発作家)
常に心配が頭をよぎるネガティブ思考の人。
いつも期待する気持ちを持つポジティブ思考の人。
アメリカの調査会社Gallup社の調査によると、日本人のうちポジティブな人の割合は66%、ネガティブな人の割合は34%という調査結果がある。
ポジティブなことはいいことで、ネガティブなことは悪いことのようなイメージがあるが、成功者には意外とネガティブ思考だという人が多い。
UNIQLO の柳井正氏が毎年社員に送る年頭の挨拶メールでは、「崩壊」「困難」といったネガティブワードが多く並ぶ。
危機感を持ち続けることが、永続的な成長には欠かせない。
柳井氏はそう考えているようである。
ポジティブ思考の代表は松岡修造氏。
彼のポジティブな言葉が並ぶ「まいにち修造!」は、カレンダー売上ランキングの常に上位に位置している。
彼はウインブルドン大会で雨で6日間試合が順延された時、ネガティブな思考に陥ってしまい、試合に大敗してしまう。
その経験からどんな時も心をポジティブに保とうと決めたという。
結局のところネガティブかポジティブか、どちらがいいということではない。
心配だから動くという人、期待があるから動くという人、あるいは心配と期待の両方があるから動けるという人、それぞれ人によってタイプがあるのではないだろうか。
心配は、行動を起こさなければ解消されることはない。
期待は、行動することで現実のものとなる。
心配と期待、未来に向かう二つのエネルギーをうまく活用し、一歩一歩前進を続けていきましょう。