参謀note
経営と教養のための名言マラソン
グレの名言マラソン Vol.231
臆病な人間は批判をし、勝利をを収める人間は分析をする。
批判は人の目を見えなくするが、分析は人の目を開いてくれる。
(ロバート・キヨサキ 投資家・著述家)
人が成長していくプロセスで批判はつきもの。
批判をもらえるだけホントはいいことなのかもしれない。
今年、大リーグのマリナーズを引退したイチロー選手。彼は様々な批判を最も受けてきたプロ野球選手だろう。
大リーグで19年に渡ってプレーをしてきたが、8年目の年「単打しか打てないモスキート(蚊)だ」と言われ、翌年2009年には「イチローの型にはまった一連の行動は、バカげていると思う」と批判されるなど、数え上げたらきりがないほどの批判にさらされてきた。
たくさんの批判を受けてきたにもかかわらず、そのことを問題にせず前人未到の記録を残し、現在はマリナーズで会長付特別補佐として球団でコーチの役割を担っている。
現役引退後、コーチとして球団に残れる割合は少ない。
様々な批判の通りの選手だったならば、球団はコーチの職を依頼しなかっただろう。イチローは批判を批判として受け止めるのではなく、冷静に分析していたのではないだろうか。
当初は目標に対するストイックな行動に対して、独りよがりで孤立しているような批判が多かった。しかし、大リーグでの後半の野球人生は、彼にあこがれ、彼を慕って、指導を仰ぐ選手が多く、人間的な印象が変わったようにも思える。
そのことは彼がまさに批判を受け止め冷静に分析し、自分の成長の糧にしていったことを物語っている。
批判をすることは何のプラスにもならないが、批判されることは自分の考え次第でプラスにできる。
また、批判の対象にもならない、相手にされないような段階はそれはそれで寂しい。
前向きにとらえて前進する方法はいくらでもある。
今日も明るく元気に前向きに道を進んでいきましょう。