参謀note
経営と教養のための名言マラソン
グレの名言マラソン Vol.239
何人に対しても悪意を抱かず、すべての人に慈愛を持って、正義を固く守り、今行いつつある仕事を成し遂げるために努力しようではないか。
(エイブラハム・リンカーン 米国第16代大統領)
人として望ましい立派な心の在り方を美徳と言い、人として認められないものを悪徳という。
「徳」という言葉は仏教でよく使われるが、キリスト教においても徳は大切なものとされている。
怒り・嫉妬・強欲・傲慢・暴食・色欲・怠惰は人間を罪に陥れるものであり、死に至る大罪として「七つの大罪」と言われている。
それに相対する存在として、寛容・慈愛・分別・忠義・節制・純潔・勤勉は人生を幸せへと導く「七元徳」である。
これら7つすべての徳が発揮されれば、大変な美徳の持ち主となることができるだろうが、今の私からすればほぼ神のような存在に思える。
仮に全てを満たすことができなくても、何か一つ、例えば慈愛の心を持ち続けることができれば、何度も何度も挫折から立ち直り、大統領に上り詰めることができたリンカーンの様に、目的にかなう生き方ができるだろう。
七つの徳を大切に考えつつも、まずは一つ、自分の大切にしたい徳をしっかりと守って、徳のある人物へとなっていきたいと思います。