参謀note
経営と教養のための名言マラソン
経営と教養のための名言マラソン Vol.586
周りを見ながら余裕を持って取り組む。
それが「集中」だと思うんです。
集中というと、
ひとつのモノにギューっと入り込んでいく姿を考えがちですが、
そうじゃない。
視野を広く持って、のびのびしている状態。
それが理想的です。
(室伏広治 ハンマー投選手)
ハンマー投は、陸上競技の投擲競技に属する種目で、ハンマーを遠くに投げる能力を競う競技である。もともとはアイルランドが発祥のスポーツで、金槌に鎖を付けて投げていたというのが始まりとされている。
室伏選手は世界歴代4位の記録を保持しており、アジアでは堂々の1位である。幼少時からテニス、水泳、野球、少林寺拳法など、様々なスポーツを経験し、学生時代は部活を掛け持ちしていた。
ハンマー投は高校1年の途中から取り組み始め、高校新記録を樹立、インターハイ2連覇など記録を達成。オリンピックではアジア人初の金メダルも獲得。また中京大学大学院では体育学を学び博士号も取得、文武両道、非の打ちどころのない人物ともいえる。
強靭な肉体が必要とされる競技であるハンマー投げ、その強靭な肉体を最大限に活用するためには、集中力を正しく発揮しなければならない。
室伏選手のように自分の持つ能力をしっかり発揮するために、冷静な頭で視野を広く持ち、心をのびのびした状態にして、正しく集中状態を作っていきましょう。
日暮 宏一