参謀note
経営と教養のための名言マラソン
グレの名言マラソン Vol.142
時間の使い方は、そのままいのちの使い方になる。
(渡辺和子 ノートルダム清心学園理事長)
やらないといけないことはいろいろとある。
気になっていて手をつけられていないことがある。
この状態は大変なストレスが脳にかかっており、脳にとってかなり良くない状態なのです。そういう状態になってしまうことの原因の一つは、「先送り」という行動。
カルガリー大学のBrenda Nguyen教授の研究によると、先延ばしをしていると、人生設計がうまく建てられず、破産のリスクが高まってしまうことさえあるという。
先延ばしをなくすための方法はいろいろとある。
一つは、とりあえず始める。完全じゃなくても、とりあえず手を付けておけば、一番ハードルが高い最初の一歩を越えられている。
やらないといけないことを細かく区切って、とりあえずここまでやろうと決めてやり始めてみよう。
次に、好きなこと、簡単なことから始めるのではなく、あえて嫌なことや難しいことに手を付ける。食事のとき食べたいものから食べる人もいるが、食べたいものを最後に取っておいて、楽しみにしながら苦手なものを先に食べる。そんな感覚でやってみるといいかもしれない。
あとは自分に対して自分で前向きな言葉がけをする。「さあやるぞ!」でも「できる!」でもいい、自らモチベーションを高めて、スイッチを入れる。これを何度も続けていると、一種の暗示となって、「すぐやる」習慣が身についてくるでしょう。
先延ばしは「生活習慣病」のようなもの。日々の習慣を見直して、命そのものである時間を大切に使っていきましょう。