参謀note
気付きの走り書きメモ
「知」は関係性をたどって循環させることで、エンターテイメントにまでも至る
他者との意見の違いはあって当然、むしろ可能性の泉だと考えたいものです。
その意見の違いが「なぜ」なのか。
「なに」が違うかを確認し合うよりも、そこに至る背景と脈略を互いに理解しあおうと努める行為は、相手の持つ経験と知識の泉を感じられ、望ましい摩擦によって多くの発見と多彩なアイデアが浮かび上がることが少なくありません。
知識は、自己と他者の間で循環させることで、その価値が指数関数的に増長されていくものだと思います。
もちろん「誰と」については、重要な問いです。
好き嫌い、合う合わないなどはあるでしょう。
ただし、一方で自分の狭い了見による誤解や、絶好の機会を逸している可能性について想像力を働かせた方が良いことも、理解しておきたいことです。
自分の過去の経験と学びで得た知識、そして他者との意見の違いなどを有機的につなぎ合わせる挑戦を楽しむことが、「知」を使った本来の遊び方とも思えます。
個の知は「点」にしか過ぎず、他者の持つ知とつながり合うことで「線」となり、さらに他の有機的な関係と多発的につながり合うことによって立体的な「面」へと発展していくものではないでしょうか。
その様相は、宇宙の姿に似たものを感じます。
決して、スピリチュアルなことを伝えているのではありません。
努めるべき姿勢は「自己錬磨」と「他者理解」。
そして、コミュニケーションは「挑戦」であると理解することが、知に遊び、立体的な面に至らしめるための最重要点だと考えています。
人が持つ可能性は、知を紡いだつながりと、関係性の在り方に比例して大きくなるのではないかと考えています。
ただし、可能性そのものにはさほど価値はなく、唯一、行動によってのみ可能性を開花させるのですが、その行動は関係性によって強く促されることもまた事実であり、この循環は理解として押さえておきたいことです。
自らを顧みて、知識を楽しみながら自己を磨き、固執せず、他者理解と貢献に努めて、今よりも少しだけ未来を良くしていくエンターテイメント的な企画と実践に挑む、そんな挑戦者でありたいと強く願います。
参謀 青木 永一