参謀note

経営と教養のための名言マラソン

グレの名言マラソン Vol.160

私たちは彼の弱点には、そっと触れるようにしないといけません。

欠点は美質と表裏一体なので、欠点という雑草を取り除くと、長所の根まで抜いてしまうことがあるのです。

(オリヴァー・ゴールドスミス 詩人・劇作家)

 

どんな人にも欠点や弱点はある。

 

アイクの愛称で知られたアイゼンハワー大統領。彼は大統領の任期8年間以外は職業軍人であった。

軍人としては陸軍参謀総長なども務めたが、第2次世界大戦で日本に原爆を投下する計画を知って「ほとんど負けている相手に壊滅的な被害を与えることは避けるべきである」という、原爆投下に反対する意見を送っているが彼の意見は完全に無視された。

 

アイゼンハワーは、温厚な性格で知られ、思慮深い人としての評価がある。

 

ゴルフが大好きで岸信介首相とも親しくゴルフをした。

 

岸首相は安部首相の祖父であり、安部首相と何度もゴルフをしているトランプ大統領。

 

彼は感情をあらわにする機会が多いことから、アイゼンハワー大統領とは大違いと言われている。

 

そんなアイゼンハワー大統領だが、彼はもともとは怒りが抑えられない性格だった。

 

10歳のとき、ちょっとしたことで癇癪を起こし、血だらけになるまで拳を木に叩きつけた。そのとき、母アイダは、「『怒り』や『嫌悪』をコントロールできるようになろうね」と静かに諭したという。

 

76歳になったアイゼンハワーは回顧録の中で、成人になってからも切れやすかった自分の性格を振り返り、10歳のときのその出来事を語っている。

 

感情の起伏が激しいこと自体が弱点ではない。感情は人として大切なものである。その感情をコントロールできないことが弱点であり、自分の弱点を素直に見つめることで弱点を乗り越え、感情のエネルギーを強みに変えて、偉大な大統領となったアイゼンハワー。

 

アイゼンハワー大統領の様に弱みを受け入れ乗り越えて、自分自身を成長させていきたいと思います。