参謀note

経営と教養のための名言マラソン

グレの名言マラソン Vol.177

悲観主義は気分のものであり、楽観主義は意志のものである。

(アラン 「幸福論」より)

 

気分というのは、比較的軽度の感情の状態をいい、ある間続くものであったり、ある時の心身の感じであったりする。

 

軽度であるからと言って侮ってはいけない。

 

マイナスな気分は体に大きく影響を与えることが知られている。

たとえば慢性的な腰痛がある人の場合、マイナスな気分によっ、腰痛が継続していることがある。

 

人間の体には痛みを和らげる仕組みがあり、ドーパミンという神経伝達物質が脳から放出されることで、セロトニンやノルアドレナリンが放出され、痛みの信号を脳に伝える回路が遮断される。

 

それによって痛みが気にならなくなったり我慢できたりする。

 

ところがマイナスな気分が続いている人の場合、ドーパミンは放出されにくくなり、痛みが継続したり、わずかに痛みでも強く感じたりする。

 

課題に追われ様々なストレスにさらされている現代人、ストレスによって気分がマイナスに進みそうになることもある。

 

だからと言ってストレスそのものが悪いということではなく、ストレスに対するとらえ方がマイナスだと問題となることがある。

 

楽観主義とは、課題から目を背けることではなく、課題に対して感情ではなく、意志をもって向き合うこと。

 

感情ではなく、意志によって物事をとらえて、今日も気分上々の一日を過ごしていきましょう。