参謀note

人事の雑記帳

組織開発は漢方薬

組織開発という単語が流行っています。
詳細な説明はウェブ上で散々なされていますが、簡単に言えば、関係性に着目して組織課題を克服していく取り組み、でしょうか。
評価や報酬、異動や人材育成などの人材マネジメントシステムだけでドラスティックに人を動かそうとするのではなく、コミュニケーションを軸に大きなうねりを生み出そうとします。

 

 

立教大学の中原淳教授は「ガチ対話」と表現していますが、組織開発には対話プロセスが必須ですし、組織の負の側面などにも真摯に向き合う必要があります。
組織の変革について少しかじった経営者やマネージャーから「1on1導入しようと思うけどどうかな?」「コーチングしたらみんなイキイキと働くんじゃない?」といった仕組みの話が出てきますが、大事なのは仕組みよりも中身です。
責任を担う人が覚悟と責任をもって、本気で取り組むことに意味があります。

 

 

組織開発には時間がかかります。先に述べたような人材マネジメントシステムの変更が、効き目は強いが副作用もある西洋薬だとするならば、
組織開発はじっくり効いて体質改善する漢方薬のようなものです。
自らの組織課題に適切かどうかわからない、流行りや思いつきによる西洋薬の乱用で、現代の日本企業は根本的な体質改善が必要なレベルなのかもしれません。

 

 

参謀 浅井 貴之
浅井貴之

この参謀noteの著者:

参謀浅井 貴之(ビジネスネーム)

参謀の特長
人事系の業務全般を網羅。特に採用・人材育成に関する経験が豊富である。自らの経験と経営学を学んだ視点を活かし、経営戦略と人材マネジメントの高い次元での整合を目指す。
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