参謀note
経営と教養のための名言マラソン
グレの名言マラソン Vol.186
誰もが自分の視野の限界を、世界の限界だと思い込んでいる。
(アルトゥル・ショーペンハウアー 哲学者)
ある日、6人の盲人が象に触ってその正体を突き止めようとした。
1人は象の鼻に触り「象とは蛇のようなものだ」と言った。
2人目は象の耳に触り「象とはうちわのようなものだ」と言った。
3人目は象の足に触り「象とは樹の幹のようなものだ」と言った。
4人目は象の胴体に触り「象とは壁のようなものだ」と言った。
5人目は象のしっぽに触り「象とはロープのようなものだ」と言った。
6人目は象の牙に触り「象とは槍のようなものだ」と言った。
6人の盲人たちは長い間大声で言い争い、それぞれ意見を譲らなかった。
全体を見ているものからすると非常にこっけいな話であるが、実際には存在する話である。
人それぞれに見えている世界は違う。
自分の見えている世界が正しいと思っているのが人間。
ところが自分が見えている世界は、ごく一部の世界である。
だからそれぞれに見えている世界をつなぎ合わせればいいかというと、そんなことをすると象ではなくて恐ろしい動物ができあがる。
それぞれの見えている、感じている世界はそれはそれで正解である。
しかし、そこから視野を広げて物事を見ることができないと、本当の世界を見つけることはできない。
自分自身を成長させることで、見る位置が高まる。
すなわち視座が高くなる状態だ。
自分が成長することで、視座はどんどんと高くなり、視野もどんどんと広くなってくる。
成長し、視座を高め、視野を広げて世界を広げていきましょう。