参謀note
経営と教養のための名言マラソン
グレの名言マラソン Vol.198
「優れた芸術家は模倣し、偉大な芸術家は盗む」とピカソは言った。
だから僕たちは、偉大なアイデアを盗むことに関して、恥じることはなかった。
(スティーブ・ジョブズ アップル社の設立者の一人)
様々なデジタル機器を世に送り出してきたアップル社、その設立者の一人であるスティーブ・ジョブズは偉大な発明家のように思われているが、実はマネたり改良したりする天才だったのかもしれない。
今やパソコンでマウスを使うことは当たり前であるが、もともとはゼロックス社が開発したが使えないとして、捨てられていたものをただ同然で譲り受け、自分の開発していたものに組み込んだのが始まりなのだ。それが今では非常に便利なツールに発展している。
デジタル音楽プレーヤーの i-pod もアップルが始まりではない。
i-pod 発売の前年にはSONYが開発に成功しており、他の日本メーカーも様々な機種を出していたが、ヒットさせたのはアップルだった。
i-pod はその後、携帯電話と融合し i-phone へと進化した。
簡単なまねごとでは、本物を凌駕することはできない。しかし、物まねのレベルと越えるぐらいにとことん研究し、本物を丸ごと盗んでしまったかのようなところまで真似ると、優れたものから偉大なものへと発展を遂げる。
どうすればいいかわからない、アイデアが浮かばない、そんな時はとりあえず上手くいっている人のマネをしてみる。それも細部にわたるまでとことんマネてみる。細かいところがわからなければ想像でもいい。
例えばイチローだったらどうするだろうか?
そんな風にあこがれの人を想像してみるのでもいい。
そんなところから素晴らしいアイデアは、生まれてきたりするのではないだろうか。
物まねから盗むレベルへと学習レベルを上げることで、成長のスピードを上げていきましょう。