参謀note
経営と教養のための名言マラソン
グレの名言マラソン Vol.210
私に言わせれば、「限界」なんて言葉はこの世の中にはない。
「限界」と言うから、限界ができるのだ。
なぜ自分から「限界」という一線をひかねばならないのか?
(アントニオ猪木 プロレスラー・政治家)
有名なたとえ話で「ノミのサーカス」という話がある。
ノミは猫や犬などの動物に寄生する生き物で、体長が1mmから3mm。6本の足を持っており、後ろ足の脚力は相当なもので、体長の100倍も飛ぶことができる。
ところがノミのサーカスで踊らされているノミたちは、透明の蓋をされた容器で育ったために、蓋が外されてからもそれ以上飛ぼうとはしない。
ノミのサーカスはフランスが発祥で本当に行われていた。
ルイ14世も見物したという記録があり、昭和5年に福岡で興行が行われた記録もある。
その興業でノミは体重の5倍もの重さのボールを蹴ったり、掛け声に合わせてジャンプして小さな輪をくぐったりしたという。
人が感心するようなことが出来るノミではあるが、容器の外には飛び出していこうとはしない。
一度、自分で決めた限界はなかなか超えられないのだ。
人間の場合、自分はこれぐらいだと自分で限界を決めれば、それ以上エネルギーを使わなくて済むし、それ以上耐える必要もなく粘る必要もない。
ところが自分の能力は発揮できていないかもしれない。
あきらめなければ目標に到達する方法はまだまだあるはず。
限界を感じてからが本当の勝負。
悪戦苦闘することが自分の能力を高める最も効果的な方法だ。
自分を奮い立たせる言葉を自分にかけながら、コツコツ粘り強く進んでいきたいと思います。