参謀note

経営と教養のための名言マラソン

グレの名言マラソン Vol.223

問題に向き合う勇気。この面倒を一つ越えれば、次が一つ楽になる。

(真鍋昌平 漫画家)

 

彼は片田舎の丸太小屋で生まれた。

学校は貧しさのために断続せざるを得なかった。

 

彼が正規の教育を受けたのは、合計しても一年に満たない。

 

20代になって事業を起こす。

だが、失敗した。

そのうえ、恋人の死という悲運に見舞われ、自身は神経衰弱を患う。

 

その中でも彼は独学し続けた。

そして27歳の時、弁護士の資格を取得する。

労働に明け暮れた経験。

弁護士活動で得た見聞。

それが止みがたい夢と激しい志を育み、彼を政治へ駆り立てた。

 

だが、なだらかな道ではなかった。

 

30代では下院議員選挙に2度、40代でも上院議員選挙に2度、落選した。

 

47歳の時、副大統領選に立候補したがこれも落選した。

 

しかし、彼は逃げなかった。

夢と志が逃げることを許さなかった。

 

そして大統領の座を射止めたのは51歳の時だった。

 

彼は南北戦争を戦い抜き、奴隷解放という新しい歴史を切り開いた。

 

彼の名はアメリカ第16代大統領エイブラハム・リンカーンである。

 

(『心に残る致知の言葉』致知出版社より)

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歴代アメリカ大統領の様々なランキングにおいて、リンカーン大統領は今でもトップになることが多い。

 

その理由は偉大な功績を残してきたからに他ならないが、その偉大な功績を残してこれたのはたくさんの挫折を経験したからであり、挫折の経験に向き合い、計画を練り直し、またチャレンジし乗り越えてきたから。

 

情報化社会になり、環境の変化が激しい時代、人の価値観さえも速いスピードで変化する。

 

だから失敗することは今までより多いかもしれない。

 

失敗経験が多いということは、成長のチャンスが多いということ。

 

何度失敗してもあきらめないで挑戦を続けることで、全ての失敗は成功するための貴重な経験となるから。

 

課題を抱え、悩んでいる今は確かにしんどいかもしれない。しかし、課題から逃げると課題はまた別の形で追いかけてくる。

 

ニュートラルな心で課題に向き合い、一つ一つのり越えることで着実に成長し、より大きな幸せをその手に収めていきましょう。