参謀note
経営と教養のための名言マラソン
グレの名言マラソン Vol.285
人と人との応接は、要するに鏡のようなものである。
驕慢は驕慢を映し、謙遜は謙遜を映す。
人の無礼に怒るのは、自分の反映へ怒っているようなものといえよう。
(吉川英治 小説家)
驕慢(きょうまん)は、おごり高ぶること、人をあなどって勝手にふるまうさま。
謙遜は、へりくだること、控えめな態度でふるまうこと。
仏教では、戒めの教えとして最初に挙げられているのが「驕慢」という心。
人間は弱い存在なので、少し知っていることが増えたり、少し成功したりすると、自分を認めて欲しい思いから、おごり高ぶりの態度になってしまうことがある。
自分がそうならなくても、そんな人を見たときに、その人を馬鹿にしたり、その人が滑稽に見えてしまったりしたら、自分もどこかおごり高ぶりの気持ちがあるのかもしれない。
脳にはミラーニューロンという神経伝達物質があり、相手の行動を見て鏡の様に反応してしまう傾向がある。
その仕組みを活かしていくのなら、人の素晴らしい態度や行動は、ミラーニューロン働かして真似をし、好ましくない態度や行動は愛情を持って受け止める。
神対応を目指して、人として成長していきたいと思います。