参謀note
経営と教養のための名言マラソン
グレの名言マラソン Vol.288
人生は、もっと良い世界を切り開こうと努力する場合に、始めて生き甲斐のあるものとなる。
将来にまったく不安がなくなれば、誰一人として努力しなくなり、人類は絶滅してしまうだろう。
(ドワイト・アイゼンハワー 元アメリカ合衆国大統領)
スペイン人のエクトル・ガルシアさんが、日本人の人生観を著した『IKIGAI』という本を出版し、日本語の「生きがい」という言葉が注目を集めている。
ガルシアさんはIT企業に勤めるエンジニアとして、13年前に来日し、仕事に追われる毎日を送っていた。
そんなとき、沖縄県のある村の存在を知った。
80歳を超えてなお畑仕事をし、支え合って生きており、そこで暮らすお年寄りたちには笑顔があふれていた。
お年寄りたちの笑顔の背景には生き甲斐があると考え、ガルシアさんは生きがいについての研究をし、日本人の人生観を『IKIGAI』というタイトルで出版し、ヨーロッパでたちまちベストセラーとなった。
「スペインには、“生きがい”という言葉はない。英語も“meaning of life=生きる意味”で“生きがい”とは違う。」とガルシアさんは語る。
私たち日本人は何事も“生き甲斐”にするのが、得意な民族なのかもしれない。
新たな世界を切り開く努力を重ねることで、生きがいある人生を歩んでいきたいと思います。