参謀note

気になる記事との つれづれ対話

経営の「内側」のアップデート、出来ていますか?

2020/6/1付 日経新聞 9面【スタートアップ】欄に、クラウドファンディング「CAMPFIRE」の創業者、家入一真氏の記事がありました。

現況を踏まえたうえで、ご自身の想いや経緯、考えについて短い文章の中で伝えてくれています。

 

詳しい内容については、記事をご覧になって下さい。

(※日経新聞電子版の記事はこちらからご覧になれます)

お金の「出し手」が何を求めているのか、相手ファーストの視点がより一層求められている

 

今や、存在しないサービスを探すことが難しいと思われるくらい、あらゆるサービスがネット上には溢れています。

個人の得意を売り物にした、フリーランスの活躍の場である各種プラットフォームなどはその最たる例でしょう。

 

例えば、企業ロゴや名刺のデザイン、またはスポット的な営業人材の補充などで利用されたことがあるところも多いのではないでしょうか。

今やすべてが、外注で賄えると言っても過言ではありません。

 

資金繰りの選択肢も多岐にわたる

 

つい最近まで、企業経営に必要なお金の問題は、銀行をはじめとする民間の金融機関に相談することが一般的には常識でした。

もちろん、政府系金融機関や、今ではすっかり明るいイメージへと変貌を遂げたノンバンクもあります。

2010年6月に施行された出資法改定による利息の上限利率が引き下げられたことにより、随分と利用もしやすくなったと思います。

 

さらに、2011年頃からは個人が人の想いに対して支援するクラウドファンディングが誕生し、当初は得体の知れないものとして避ける方も珍しくなかったのですが、現在では情報に明るい方たちの間ではお金を集める際の常套手段とさえなっています。

海外ではもっと以前からあったようですが、日本では2011年頃からのようです。

 

お金の集め方の選択肢としては、他にはエンジェル投資家やベンチャーキャピタル、個人的な信頼関係による貸し借りまで含めると、かなりの選択肢がありますが、何を選択できるかについては、企業の状態によって大きく異なります。

 

いずれにせよ、今も昔もどれだけ選択肢が増えようとも変わらないことは、お金の「出し手」が何を知りたいのか、そのことについて徹底的に相手ファーストの姿勢で準備しておくことが重要であることです。

 

  • 事業の目的やコンセプトは何か
  • なぜそれが売れると言えるのか
  • 収益の見通しはどのような方法で計算したのか
  • 見通しが狂った場合の改善策はどのような選択肢が準備されているのか

など、他にも挙げればキリがありません。

 

出し手が誰であれ、何に対して、どのくらいの金額を、どのように使うのかなどについて、これまでよりも一層論理的で納得させられる明確な説明力が必要となっていることは容易に想像できることでしょう。

 

考えた計画どおりに物事が運ぶほど、世の中が甘くないことはお金の「出し手」は当然理解してます。

 

クラウドファンディングやエンジェル投資家のような個人の出し手は身銭を投じるため、経営に対してどこまで本気で向き合っているかについてや、想いの共有を望むためにかなり突っ込んだ部分の情報を求めているに違いありません。

 

お金儲けが目的では、人から支援されにくい状況になっているということでもあります。

 

自社の商品やサービス、従業員、取引先、金融機関と向き合った対話力と説明力が必要なこと、そしてそのためには、今一度「想い」に立ち返り、改めて言語化のブラッシュアップが必要なことを、この記事から伝えられたように感じています。

 

お金の集め方と回し方の選択肢が広がる中で、企業にとって何が求められ、大切なのかについて再確認のための対話ができました。

 

経営の「内側」のアップデート、出来ていますか?

 

私自身に対して「今一度よく考えてみろ」と問われたように思います。

 

参謀 青木 永一

この参謀noteの著者:

参謀青木 永一

参謀の特長
ベルロジック株式会社 代表取締役 経営学修士(MBA)メンバーの中でも、異色の経歴を持つ。 前職は、事業者向け専門の「ナニワの金融屋」であり、30代後半までの15年間の経験の中で、約500社を超える倒産と間近に関わってきた。
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