参謀note
経営と教養のための名言マラソン
グレの名言マラソン Vol.293
「鈍刀を磨く」
鈍刀をいくら磨いても 無駄なことだというが
何もそんなことばに 耳を貸す必要はない
せっせと磨くのだ
刀は光らないかも知れないが
磨く本人が変わってくる
つまり刀がすまぬすまぬと言いながら
磨く本人を 光るものにしてくれるのだ
そこが甚深微妙の世界だ
だからせっせと磨くのだ
(坂村真民 仏教詩人)
甚深微妙(じんしんみみょう)
初めて聞いた言葉だったが、甚(はなは)だ深く、微妙で計り知れないという意味で、すなわち、この上なき素晴らしさを表しているらしい。
磨けばすぐに光るものもあるけれど、せっせせっせと磨いてもなかなか光らず、それでも光ると信じて磨き続けて、光を放つようになったものはより深く、そして長く輝き続けるものになる。
才能のなさに嘆いていないで、結果ばかりを気にしていないで、正しい努力は必ず実ると信じて、自分を磨き続けていきたいと思います。