参謀note

経営と教養のための名言マラソン

グレの名言マラソン Vol.386

失敗と成功との間を画する一線はあまりにも微妙だから、たとえ乗り越えても気がつかない。

あと一歩の辛抱で、あと一歩の努力で必ず成功する、というところで計画を放棄する者があまりにも多すぎる。

(アルバート・ハバード 作家・教育家)

 

1848年、カリフォルニアである農場主の使用人が砂金を発見し、翌49年には一獲千金を目指す者がアメリカ西海岸に殺到、いわゆるゴールドラッシュだ。(アメリカンフットボールのサンフランシスコ49ersは、このことに由来している)。

 

農民、労働者、商人、乞食や牧師までもが、一攫千金を夢見てカリフォルニアへやってきた。なかには本当に金を掘り当てる人もいたが、大半の人は金脈を見つけることができなかった。

 

ある一人の農民は財産をはたいて機材を買い込み、意気揚々と金を探して掘り始めたが、なかなか金は見つからない。

 

周りでも金は見つからず、次々とあきらめて去っていく。

 

いよいよその農民も金を探すことをあきらめ、機材は安く売り払い、カリフォルニアを後にした。

 

その機材を安く買った人は、まずは専門家に土地の調査を依頼し、それから同じように掘り進めて行ったところ、ついに金を掘り当てた。

 

なんとその場所は前の人が掘っていた場所とほとんど一緒の所、同じ場所の、より深い場所だったという。

 

あと一歩深く掘り下げてみる。

ゴールドラッシュの物語は、隠れている成功のヒントは教えてくれるものなのかもしれない。

 

あきらめることはいつでもできる。

もう一歩の辛抱、もう一歩の努力は今しかできない。

 

負けそうになる弱い自分はどこかに押しやって、あと一歩粘ってピンチをチャンスに作り変えていきましょう。