参謀note

経営と教養のための名言マラソン

グレの名言マラソン Vol.391

他人が自分に期待するより高い基準で、責任を負いたまえ。

弁解をしてはいけない。

(ヘンリー・ワード・ビーチャー 牧師・作家)

 

タイレノール事件をご存知ですか?

タイレノールは、Johnson & Johnson が発売する解熱鎮痛剤。

 

1982年9月、そのタイレノールを服用したシカゴに住む12歳の少女が、何者かによって混入されていたシアン化合物で亡くなった。その事件で Johnson & Johnson はとても早い対応を取った。

 

「タイレノールにシアン化合物の疑い」とされた時点で、125,000回に及ぶTV放映を実施、専用フリーダイヤルを設置、各全国新聞の一面広告などで事件の報告と回収の注意を呼びかけた。

 

これにより、おそよ3100万本を回収、約1億ドル(110億円)の損失が発生。

 

Johnson & Johnson には「わが信条(Our Credo)」がある。

 

第一の責任は、すべての顧客に対するものである。

 

第二の責任は、全社員に対するものである。

 

第三の責任は、地域社会、全世界の共同社会に対するものである。

 

第四の責任は、株主に対するものである。

 

お客様に対する責任を果たす、お客様の命を守る、信条として記されているものの一番はお客様であったことから、もしかするとシカゴとその周辺だけでも良かったかもしれない広報を、広くアメリカ全土に、それもたくさんの回数によって実施した。

 

しかも、その決断は経営会議で、一瞬で決まったという。

 

最大のピンチを迎えたときの信条に従って行動したJ & J の対応は、顧客から深い信頼を得る結果となった。

 

会社はもちろんのことだが、一人一人の個人においても、行動を決める指針となる基準を持っているか、このことは長い人生には必ずやって来るピンチの時に、正しい道を進むための拠り所となる。

 

最初は簡単な基準からでも、一つ一つ基準を高めていって、期待を超える価値を提供できる人へと成長していきましょう。

 

この参謀noteの著者:

参謀青木 永一

参謀の特長
ベルロジック株式会社 代表取締役 経営学修士(MBA)メンバーの中でも、異色の経歴を持つ。 前職は、事業者向け専門の「ナニワの金融屋」であり、30代後半までの15年間の経験の中で、約500社を超える倒産と間近に関わってきた。
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