参謀note
気付きの走り書きメモ
Agree to disagree(同じことをみつけにいこう)
「交渉術」と聞いてみなさん何を思い浮かべますか?
私は有名なドラマ「踊る大捜査線」で、ユースケ・サンタマリアさん演じるネゴシエイターの真下正義を思い出します。
先日、とあるニュースについてとあるビジネスマンの方と話していました。
その会話のなかで「交渉術」はいかなるシーンでも大切であると改めて感じました。
とあるニュースとは、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンが米宝飾大手ティファニーの買収について改めて合意したニュースです。フランスとアメリカの政治的な背景、コロナウイルスの影響なども受け、もつれにもつれた結果、訴訟合戦に発展するとまでみられていた買収問題に、ついに終止符が打たれようとしています。
欧州一の富豪であり、手強い交渉人として名高いベルナール・アルノー会長兼最高経営責任者(CEO)の「交渉術」はいかにすごいのか?
この会話の内容が、読者のみなさんにもお役にたつかも?と思いましたので、今日はお伝えしますね
「交渉術」に必要なこと
Agree to disagree
「同じことと、異なることをわけましょう」
つまり、自分と異なることを異常と考えず、異なることを当たり前と思うようにする。
言葉にすれば納得できますが、実際行動できるか問いかけてみると、私にとっては難しいように感じます。
わかりやすい方法としては「同じことを見つけにいこう」ですかね。
相手の背景に隠された見えない利害を理解し、共通の利害を探しだすこと。
ついつい目の前の事象にこだわってしまうと、何も見えなくなり、物事の本質を見失ってしまいますから。
そこから波及して
「世の中には頼まれると嫌と言えない人がいるよね」
に話は移りました。
ビジネス用語では
「巻き込み力」のある人の共通点は?
大きく二つにわけて考えてみました。
1・仕事力
・使命感をもち発信している
・相反する要求に対応できる
→声が大きい人とは違う。この方法は相手が嫌な思いをするので一度きりと覚悟すること! 長期的によい関係が必要な場合は使用禁止。
・仕事の状況が見えやすい人(機嫌が悪いのは一人で仕事を抱えているから。)
要に、周りから自分はどう見えているのかわかっている人。すなわちコミュニケーションの取り方が上手な人。
→自分のコミュニケーションの取り方のくせをわかっている
・不測の事態に対する対応正する力がある。正解がないものに対して自分で抱え込んでしまわない人
2・人間力
・コミット(覚悟)がある
・人をよく観察している(相手がなぜ嫌がっているのか把握できている)
・自分の見られ方を分かっている
・他の人の力を借りられる
→何を知っているかよりも誰を知っているかが大切
上記はあくまでも個人的な意見です。ご参考まで
明日から使える交渉術5つの極意
1・資源を拡大できないか
2・相手のもっとも嫌がることを下げてあげられないか?
3.こちらが譲れることはないか?
4.別件でサポートできないか?
5.両者の本質的要望を組み合わせられないか?
100%の勝利を求めず、粘り強く条件を整えて交渉しましょう。
自我を通さず、ゆるやかにしなやかに すごしてまいりましょう