参謀note
経営と教養のための名言マラソン
グレの名言マラソン Vol.439
私は失敗や予期せぬことから起きた事態については、たとえそれが大きなことであっても怒らない。
しかし、わかっていてやったり、怠ったりすることには、小さなことであってもものすごく厳しい態度で臨む。
(鍵山秀三郎 イエローハット相談役)
論語には、指導者は「温・良・恭・倹・譲」が必要と記されている。「温厚で、善良で、恭順で、倹素で、謙虚であること」とある。
また「九思が必要である。」と記されている。九思とは「明・聡・温・恭・忠・敬・問・難・義」を言う。「物を見るには細かいところまで見届け、聞くときにははっきりと、顔つきはおだやかに、身ぶりはつつましく、物言うときは真心込めて、仕事をするには注意深く、わからない点は質問を怠らず、腹が立っても後難を考え、最期にいちばん大事なのは、利益を前にしてそれが正当かどうかを一度考えてみること」とも言っている。
論語にあるようなそんな素晴らしい指導者がいてくれたり、鍵山さんのような指導者がいてくれたりすれば、素直に従っていくだけでいいのだろうけれど、本当の自分の指導者は自分自身ではないだろうか。
一生懸命やったことなのか、怠ってしまったことなのか、それは自分自身が一番よく知っている。
自分を許していい部分と自分に厳しくしないといけないところを、ちゃんと区別して、自分を正しい方向へと導いていきましょう。