参謀note
経営と教養のための名言マラソン
経営と教養のための名言マラソン Vol.475
同じ状況にもかかわらず、嘆き悲しむ人がいます。
同じ状況にもかかわらず、楽しく儲かり、さらにお客さんにも喜ばれる人がいます。
どこを見るかで、人生はこんなにも違います。
視点が変わると、人生の局面が一瞬で変わるのです。
(ひすいこたろう 「3秒でハッピーになる名言セラピー」より)
91年9月に発生した台風19号は日本列島に甚大な被害をもたらした。死者62名、負傷者1,261名、保険金支払額は史上最高の5679億円。青森県では収穫前のリンゴがほとんど落ちてしまい、東北地方では「りんご台風」と呼ばれている。
時間をかけて育ててきたリンゴのほとんどが売り物にはならず、ジュースやジャムなどに加工され、学校給食などに配られた。木や枝が折れ、ほとんどのリンゴが落ちてしまっている。そんな状況を目にして多くの農家の人々が嘆き悲しんでいた。
しかし、ある農家の方は違った。落ちたリンゴではなく1割程度残ったリンゴを見つめた。これだけの状況の中で木から落ちずに残ったリンゴ、これを「落ちないリンゴ」と名をつけ販売することにした。このリンゴは1個1,000円もの値段であったが、受験生たちに評判となり、飛ぶように売れたという。
どこを見るかで結果が変わり、人生が変わる。
視野を広く持って、様々な視点から物事を見れるようになり、困難な状況を乗り越え成長を続けていきましょう。
日暮 宏一