参謀note
経営と教養のための名言マラソン
経営と教養のための名言マラソン Vol.482
どんな場合も、一言めは必ず明るい言葉をいうことだ。
最初に明るくいうと、それに続く言葉や周囲の雰囲気は、自然に前向きになってくる。
(斎藤茂太 精神科医)
日本語には言霊が宿っているといわれる。
言霊とは、言葉には霊的な力があると信じられ、発した言葉は起こる出来事に影響を与え、良い言葉を発すると良いことが起こり、悪い言葉を発すると悪いことが起こるとするもの。
何かを始めるときにマイナスなことを言った人に「不吉なことを言うな!」などと言ったり、結婚式で使ってはいけない言葉があったり、受験生がいる家庭で言葉を気にしたりするのは、正に言霊を信じている姿と言えるだろう。
実は言霊は日本語だけに宿るものではないようだ。聖書のヨハネによる福音書の始まりは「初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。この言葉は初めに神とともにあった。すべてのものは、これによってできた。」とあり、外国においても、言葉は大切にされていることがわかる。
人間の心は言葉一つでいろんな動きをする。心の動きが行動に影響を与え、行動が結果を生む。そう考えるとやはり言葉は大きな力を持っている。
大きな力を持っているその言葉を発した時に、一番近いところで聞いているのは間違いなく自分自身だ。そう考えると自分の発する言葉に一番影響を受けるのは?自分ということになるだろう。
人との出会いの中で一言めはたいてい挨拶から始まる。
心を込めて明るく挨拶をして、自ら今日一日を充実した明るいものにしていきましょう。
日暮 宏一