参謀note
経営と教養のための名言マラソン
経営と教養のための名言マラソン Vol.503
心配とは、行動の不足から起こるものである。
(野村克也)
「人間は考える葦である。」
フランスの思想家パスカルの有名な名言ですが、葦はイネ科の植物で風が吹くと倒されてしまう弱いもの。人間が弱い存在であることを葦に例えたもの。
一方、クスノキなどの大木は少々の風ではびくともしない。ところが何度も風にさらされ少しずつダメージを受けると、やがて倒れて根元から折れてしまうようなこともある。
倒れて根っこのなくなった木はそのまま腐ってしまう。
葦は倒されても風がやむと少しずつ起き上がり、また息を吹き返す強さがある。そのように人間は弱い存在だから倒れてしまうようなこともある。しかし、考え行動することでまた起き上がることができる。
いろいろ心配ばかりで行動できないままでいると、倒れたクスノキのように人も腐ってしまうだろう。
弱いように見えて実は強い葦のようになるために、心配せず心を配って、行動し続けていきましょう。
日暮 宏一