参謀note
経営と教養のための名言マラソン
経営と教養のための名言マラソン Vol.504
世の中には、ささいなことで怒ったり、悲しんだりする人が少なくないが、そういう場合、よく考えてみると、問題は必ずしも相手側だけにあるのではなくて、しばしばこちら側にもあるので、よい心の鏡を持つことは、人のためよりも、むしろ自分のためにもなるのである。
(平澤 興 医学者・京都大学第16代総長)
イラっとさせられる、イライラさせられる、普通の表現のように思うがアドラー心理学的には少し違う。すべての物事は自分が決めて行っていると考える。同じ出来事があっても、その反応は人によって違う。
怒ったり、悲しんだりはある状況がそうさせるのではなく、ある状況に対して自分が選んでそうしている。
「〇〇に対して私はイラっとすることにした。」
「〇〇に対して私は悲しむことにした。」
そんな考え方を取るのがアドラー流。
そう考えることでどんな出来事に対しても選択の余地ができ、正しい選択によって、良い反応を取ることができる。
「〇〇させれる」という被害者意識から脱却し、自分の考えで正しい行動をするために、心の鏡をピカピカに磨いておきましょう。
日暮 宏一