参謀note
セミナー・研修レポート
セミナー・研修レポート Vol.3
去る、2月24日(水)京都市某所にて、日本の都市圏とアジア圏の一部に活動拠点を置く、某青年団体(京都支部)様主催の団体研修に、私、青木永一が講師として登壇しました。
今後、7月までの全6回、講師を務めさせていただきます。
■研修テーマは「エグゼクティブリーダーなるための素養を備える」
まず最初の3回は、思考力と組織におけるコミュニケーションのあり方を考えるための「クリティカル・シンキング」で基礎固めを行います。
詳しい中身については割愛しますが、概略だけお伝えすると、経験と勘に頼った意思決定がいかに危険か、それはなぜかなどについて座学とワーク形式のアウトプットで、120分間を使ってご自身の思考の限界に挑んでもらう内容となっています。
■当日の会場の様子
約25名が参加された会場には、音響と映像の専門業者によって収音マイクやカメラ数台が設置されたり、また一部のZoom参加者が壁一面に映し出されたりと、かなり本格仕様でした。
これまでも某青年団体様主催による勉強会は開催されてきたようですが、講師からの一方的な説明と、終盤に少し質疑応答があるような、いわゆる「講習」だったとお聞きしていました。そのため、初めて取り組まれた今回のようなディスカッションワーク形式の研修に、執行部の皆様は企画当初から非常に興味津々のご様子でした。
とは言え、初めての試み、取組みですので研修が開始されて最初の30分ほどは、受講者の方々に緊張や警戒している様子も見受けられたため、ディスカッションとワークの時間を最初は短くしましたが、後半になって長めの時間を取る時には、意見交換が活発に行われ、賑わっていました。
■参謀リンクスの研修はどのようなものなのか?
今回講師をさせていただいたような研修プログラムは、参謀リンクスの「コンテンツ制作チーム」が、それぞれの職場での実際の経験を基にした内容をコンテンツに織り込んでいることから、独自の内容であることはもちろん、“あるあるネタ”や「思わず唸った」と言わしめる、親しみやすさと苦しさが混在した内容になっています。
講師を努める私、青木永一が準備した内容だけに関して言えば、これまで小規模企業の再生事業で経験した事件ネタや、過去『ナニワ金融道』の世界に従事していた頃の倒産事例をご紹介し、経営の意思決定がいかに複数に跨(また)ぎ複雑か、その難所を「経験」と「勘」と「度胸」だけに頼ることがどれだけ危険で、その影響がどのように、またどこまで及ぶかの可能性を含めてお伝えし、改めて「思考力」を鍛える必要性をお伝えしました。
今回準備した「思考系」のコンテンツでは、特に即時的に使える内容が多く、1回目の研修終了直後から、研修内でご紹介した言語ツールをさっそく会員様同士で使用される姿が見受けられました。
私たち側の研修の目標は、受講者の皆様が共通言語を使ったコミュニケーションによって意思疎通と意思決定が素早く実行できるようになること、そして精度高く保たれることですが、当日はその姿を垣間見ることができました。
■おわりに
特に社会人生活が長くなれば、自身で意識的に「学び」を行わないと、惰性的に時間を過ごしがちです。
まずは小さなことから、取り組みやすく手触り感のあるものから始めるのが変化を生み出すコツです。無理な変化や成長は、後になって肝心な場面で支障をきたす可能性が大です。
何ごともコツコツと。
そして、誰と学ぶか。
より良い違いのある明日をつくりたいビジネスパーソンを応援しています。
参謀 青木 永一
参謀リンクスでは、経営と働き方に関するお悩みはもちろんのこと、企業研修、個別勉強会などのご相談も承っております。所属するメンバーの経験と知識、得意を活用しながら、ご相談者様と共に経営の難局に挑み「その手があったか!」を共創したいと考えています。
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