参謀note
経営と教養のための名言マラソン
経営と教養のための名言マラソン Vol.511
これは、自分にとって大きな決断でしたが、人生の通過点だと思っています。
この先も新たな夢や目標を見つけて、笑顔を忘れずに、前進していきたいと思っています。
皆様、今までたくさんの応援、本当にありがとうございました。
(浅田真央)
浅田真央選手は引退表明で目標の大切さを語って締めくくった。世界でも何人かしか成しえないトリブルアクセルを武器に、大舞台で活躍をし続けてきた浅田選手。抜群の才能と明るい性格は多くの人から愛されてきた。
オリンピックの舞台で金メダルをというのは、彼女自身が最大の目標とするところであり、その実現を日本中が望んでいた。2006年トリノ五輪では出場資格年齢に数か月足りず、2010年バンクーバーではキム・ヨナに僅差で敗れ銀メダル、2014年ソチではフリーで完ぺきな演技を見せて、世界中を感動させたがショートの出遅れが響いて6位だった。
ネガティブな言葉は一切なく、いつも笑顔で前向きな発言をし、すぐに立ち直り、また目標へと挑戦する姿は、日本中の人たちに勇気を与えたのではないだろうか。
彼女は自身のブログで引退の理由についてこう語っている。
「去年の全日本選手権を終えた後、それまでの自分を支えてきた目標が消え、選手として続ける自分の気力もなくなりました」。
全日本選手権の結果によって日本代表から外れた。それによって事実上オリンピックに出場はなくなった。
浅田真央がフィギュアスケート選手であり続けられたのは、オリンピックで金メダルを取るという目標があったからで、目標はどんな困難にも立ち向かうことができる大きな力を、私たちに与えてくれることを物語っていると思う。
どんな時も自分自身で目指す目標を見出して、笑顔を忘れず、前へ進んでいきましょう。
日暮 宏一