参謀note
経営と教養のための名言マラソン
経営と教養のための名言マラソン Vol.518
次にくるかこないか分からない機会のために練習を怠らない。
そうやって準備をする人に機会は訪れる。
(中村信仁 『営業の意味』より)
代打の神様といえばだれを思い浮かべるだろう。桧山選手や立浪選手を思い出す人も多いかもしれないが、阪神の八木選手以外は認めないという人が多いそうだ。
八木選手は岡山出身。
高校時代から4番を打ち、社会人から阪神タイガースにドラフト3位で入団し、4年目からレギュラーに定着。掛布2世と呼ばれ、阪神でも4番を打つなど主力バッターとして活躍した。
11年目のシーズンが終わると戦力外とされたが、吉田新監督が就任したことで認められ残留し、12年目の1997年は代打での登場で打率4割をマーク、続く98年のシーズンはしばらく5割の打率を維持し、「代打の神様」と呼ばれるようになる。
その後、2003年には故障者が出たときなどはスタメン出場し、期待に応える活躍をして18年ぶりの優勝に貢献した。
代打はまさにいつ機会が来るかわからない。それでもその機会を信じて準備を怠らない者だけが、大事な機会をとらえ次につなげることができる。
準備することで機会を自ら呼び寄せ、機会をまた次の機会を生むキッカケへと繋げていきましょう。
日暮 宏一