参謀note

経営と教養のための名言マラソン

経営と教養のための名言マラソン Vol.522

友情とは、互いに異なる二つの人格が、相互に等しい愛と尊敬によって結ばれることである。

(カント 哲学者)

 

カントは18世紀ドイツの哲学者で、ケーニヒスベルグ大学教授。西洋哲学全体に強い影響を及ぼした人物とされる。

 

カントによれば、愛は引力であり、尊敬は斥力(せきりょく)という。

斥力とは聞きなれない言葉だが、引力の反対の力を意味する。つまり愛は引き付けあう力で、斥力は遠ざけようとする力。

 

本当の友情が成立するためには、引き付けあうのと同時に遠ざけようとすることが必要だとカントは言っている。

 

なぜ遠ざける必要があるのかと思うけれど、地球と太陽の関係に例えてみるとわかりやすい。地球と太陽はお互いに引力で引き付けあっている。一方、地球は自転をしているので遠心力(斥力)が働いている。

 

引力だけだと太陽と地球は衝突してしまうし、遠心力だけだと遠くへ離れて行ってしまう。引力と斥力で絶妙の距離を保っているから、このような自然あふれる地球が存在する。

 

人と人ともお互い引き付けあいながら、同時にそれぞれが自分自身の人生を回転させて、人間関係の絶妙のバランスを保っている。

 

愛と尊敬の思いをどんな時も持ち続けて、それぞれの人生を豊かなものにしていきましょう。

 

日暮 宏一

 

引力と斥力

この参謀noteの著者:

参謀青木 永一

参謀の特長
ベルロジック株式会社 代表取締役 経営学修士(MBA)メンバーの中でも、異色の経歴を持つ。 前職は、事業者向け専門の「ナニワの金融屋」であり、30代後半までの15年間の経験の中で、約500社を超える倒産と間近に関わってきた。
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