参謀note
経営と教養のための名言マラソン
経営と教養のための名言マラソン Vol.585
稽古は本場所のごとく、本場所は稽古のごとく。
(双葉山定次 大相撲第35代横綱)
「相撲の神様」と呼ばれた双葉山。前人未到の69連勝など、大相撲史に残る偉業を数々と打ち立てた名横綱であり、また土俵態度も模範となるものであった。
双葉山は実は右目はほとんど見えていなかった。5歳の時、吹き矢が右目に直撃して負傷、それが原因で半失明状態であったのだ。このアクシデントを恨んで生きることはマイナスでしかないと、彼の父は誰がその矢を放ったのかを教えなかったという。また、学業成績は優秀であったが、父の海運業が失敗し、莫大な借金を抱える生活となり、学業をあきらめ、家計を支えるために父の仕事を手伝いながらたくましく育った。
様々な困難に屈することなく常に全力を注いで努力を重ねて、偉大な横綱となった双葉山の信念があらわされた言葉が今日の名言だ。
本番で実力を十二分に発揮できるようになるために、しっかり集中して練習に取り組んでいきましょう。
日暮 宏一