参謀note

気付きの走り書きメモ

数学と経営の似ているところ

 

数学と経営は、理性で捉えなければ道を間違うという点で似ています。

 

数学が理性の学問なのは誰もが承知するところでしょう。

 

しかし経営はどうか。

そのことを考える前に、経営とは何かを定義する必要があります。そこで、経営は自分の外側に在る理性に対し、自分たちの主観的な行動が合致するかどうかの挑戦だと定めてみます。

 

たとえば、数学に取り組む際、もし主観的に自分の考えたいように考え、感情の赴くままわがままに進んでいくと迷路に入り込み、抜け出すことは困難を極めるでしょう。しかし、どこかの段階で、すでに解き明かされている定理や公式に結びつけることができれば正解を見つけることができます。

 

つまり、自分の「外側」にある理性とつながることが大切なわけです。

 

経営もまた同じです。

経営することによって何を解き明かしたいのか、何を証明したいのか。それを追求することは、学びで得た方程式やコツ、言い換えるならば数学的思考や歴史的観点、経験側などを駆使して、解にたどり着こうとする挑戦そのもののように思うのです。

 

ここでいう解とは、経営でたとえるならば「志」「理想」ではないでしょうか。

 

まだ誰も解明できていない、誰も見つけることができていない隠れたロジックを解き明かす、そのような営みが経営だと思うのです。

 

経営の方法はいくらでもあるはずです。しかし、人の妙をつかみ、人に先んじて、また共同によって世の中の流れに合った貢献を行う、それこそが経営の成功と呼ばれるべきだと考えています。

 

経営とは、理性でとらえ、情熱で行動すること。

 

結果は数字で推し測られることは言うまでもありません。

 

経営と数学が似ているところ。

ふと、それは自分の外側にある理性とつながって解を見つけ出すところではないかと考えたので、『気づきの走り書きメモ』として留めておきます。

 

いつか、コラムにしっかりとまとめよう。

 

参謀 青木 永一