参謀note
現場日記
自分を方向付けるベクトルが逆さまに向かないための処方箋
妬(ねた)みや、僻(ひが)みの類いは、自己の精神管理を怠った結果の腐敗臭のこと。
独りで身勝手に誰かを敵に仕立て上げ、自分本位に事実を歪めて自己優位を満たす人の姿が不思議に思えて仕方がない。そんなふうに独り相撲を仕掛けたところで、仮想敵に見立てた相手に気づかれないし、何も刺さらないのでは?
無様な独り相撲に見えて仕方がない。
出来ない経営者や管理者に散見される、特徴のひとつ。
「暇」の仕業。
孤独が思考の隙を狙って悪さをすることは理解できるけども、ベクトルのチカラを働かせる方向性は自身で管理し、舵を取ってもらいたい。それが自身をコントロールすることであり、経営に対する姿勢と人を信じる能動的な勇気にも通じ、ひいては有意義に自己を完結させることではないだろうか。
まずは自身の不足を知ること。
自分の弱さを笑えること。
不足は補い合うこと。
争うのではなく、繋がること。
失敗を招く人は、逆さまの思考と行動を重ね続ける特徴を持った裸の王様。
内輪の社会で承認を得続けた、狭い社会の裸の王様。
ベクトルは、自身で定めた軸に対して向くチカラのこと。
全部を自分の責任にすることは美しいけども、ズレた状態では正しくないし、称賛されない。
勇気が必要となる他者からの反論を受け入れ、艶やかな器量を持ってもらいたい。
自己管理の一環で器を磨け、と言いたい。
自戒を込めて。
参謀 青木 永一