参謀note
経営と教養のための名言マラソン
グレの名言マラソン Vol.72
急に変わったように見えても、それは違う。そいつの内部ではずっと変わり続けていたんだ。
ある日突然変わったんじゃなくて、一滴ずつ変化を貯めてるうちに、ある瞬間外に溢れ出して人目につくようになっただけだと思うよ。
(恩田 陸 日本の小説家)
コツコツと努力を続けると、予想を超えた成果が得られるという意味で「雨だれ石をうがつ」ということわざがある。
「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす」として、繰り返し繰り返し稽古をすることで、自分の形が身につくことを宮本武蔵は表現した。
昔から続けること、繰り返すこと、あきらめないこと、それらの重要性は語られ続けてきた。誰もが簡単にできることだったら、言い伝えとして残り続けることもないだろう。それが難しいことだから貴重な言葉として残っている。
難しいことは強い思いを持って臨まないといけない。
しかし、思いはあてにならないので、しばらくすると揺らいでくる。
そして、結局続かない。
強い思いによって勢いを持って始めたら、途中の段階では自分を励まし続けよう。
見える形で成果が表れ始めたら、自然と勢いがついて来る。
全然目標に近づいていないように感じるときでも、「目に見えていないだけで着実に前へ進んでいる」。
そう自分に言い聞かせながら、形に表れ始めるまで粘り抜いていきましょう。