参謀note

経営の悩みと処方箋 ~あなたならこの想定問題にどう対応しますか?~

共同経営による起業、相手に求める一番重要なことは何?

さっそく、

本日ご紹介したい想定問題はこちら!

 

 

Twitterアカウント名:Fujimori@元経営者のマッチョマーケター(ストーンウェブ代表 藤森裕治様)より承認をいただき掲載しています。

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▼はじめに一言

 

「共同経営」と聞いて、最初に思い浮かべたのが2019年7月のコラム「共同経営に潜む倒産リスクについて」の元ネタとなる出来事のことです。

 

※記事URLは、巻末で改めてご紹介させていただきます。

 

詳しい内容については触れられませんが、2018年に携わった事業再生案件がまさに、共同経営に端を発した事件レベルのものでした。

 

共同経営者が信頼している友人であっても、責任と義務、そしてお金が絡み合う以上、プライベートの関係性で共同経営に挑むことは危険極まりないものです。

 

経営における「信頼」は、お互いの「信用」を更新させた数を積み重ねた結果の関係です。具体的には、実績に加えて与信情報などを根拠とした、契約の更新を指します。

 

特に小規模企業の共同経営を行う場合は、「そこまでやるのか?」の域まで自分の与信情報を提示し合うものだと、過去の金融業と現在事業再生に携わる中で魔坂を転落した数名の共同経営者を実際に見てきた経験から確信しています。

 

「起業で失敗したくない人は必見!!『信用』と『信頼』の区別で、犯罪が付け入る隙から身を守れ」、是非こちらのコラムもお読みください。

 

 

さて、

あなたなら、この想定問題にどう対応しますか?

 

考える

 

 

140文字制限の中、言葉を選びながらの引用リツイートがこちら(↓)

 

 

 

▼引用リツイート140文字の背景を手短に解説

 

特に小規模な共同経営の場合は、「E:お互いを補い合える」が一番重要なことだと考えた意図を説明します。

 

小規模な経営の場合は、経営者自らが「ヒト・モノ・カネ」全ての調達や調整作業に追われることが通常です。そのため、共同経営ではお互いを補い合うように役割が分担されることが望ましく、そのことが日々の作業効率を助ける働きとなることはご理解いただけると思います。

 

日々の課題は、常に具体的な作業によってのみ解決に至ります。そして、その成果の積み重ねが信頼の基となり、引いては共同経営者間、スタッフとの間においても価値観やビジョンの共有と醸成に繋がるものだと考えています。

 

誤解を恐れずに言うならば、性格をはじめ、価値観やビジョンなどは、口頭で美辞麗句を並べて相手から共感を得たり、合わせられたりするものです。

 

相手の人となり、価値観は、日常的な言動の細部にこそ宿るものであり、それによって確かめる必要があるのではないでしょうか。

 

さらに付け加えるならば、性格の不一致や価値観の違いは、人間関係においては、極めて当然のことです。さすがに何もかもが合わないのでは良好な関係を築くことは厳しいかもしれません。ですが、「人は違う」ことを前提と理解すれば、予めお互いに譲れないものは何か、自分のこれまでの経緯から何に気を付けてもらいたいかなど、自分の取扱説明書を共有することができ、不一致の部分さえもお互いを理解し合うための材料にもなるのではないでしょうか。

 

つまり、A~Dの内容は、選択肢Eの「お互いを補い合える」が起点となり、派生させていくものだと考えた次第です。

 

 

▼ある共同経営者のその後……

 

共同経営で意気揚々とスタートを切った結果、わずか半年も経たないうちに、躓(つまず)いて「魔坂」を転げ落ちた経営者から伝えられた言葉を今も記憶しています。

 

青木さん、経営のこと理解しているんですか?

 

もう一方の共同経営者の蓋を開けてみた結果、与信のデタラメを起因とする、ずさんな持ち込み案件のトラブルに翻弄され、来る日も来る日も対応に追われる中で「経営は大変だ」と違った意味で理解されたのでしょう。

 

ある意味、凝縮された時間を過ごされたので、そう思う気持ちは理解します。また、私も微力ながら隣でトラブルの火消し対応をお手伝いしていたので、ご自身のことで精一杯だった様子は理解しています。

 

しかし、これは明らかに共同経営を甘く見積もった無知と怠惰が招いた苦労であり、経営の苦労ではありません。

 

「青木さん、経営のこと理解しているんですか?」の言葉に対して、その場で反論することは、スタッフが同席していた手前、またタイミング的にご本人の心情と自尊心を鑑みて肯定も否定もしませんでしたが、心の中で深いため息を吐いたことを憶えています。

 

その後共同経営を解消し、単独となってからも数か月間は依然としたトラブル対応や業務オペレーション改善、スタッフ育成のお手伝いをさせていただきましたが、皆さんの努力の甲斐もあり単月黒字化を達成した翌月、全体会議の場で露骨に私の提案、忠告に聞く耳を貸さない態度に変化し、またスタッフとの打ち合わせの場において悪者に仕立て上げられるなど残念な言動が続いたので、これ以上私が必要な理由もないだろうと察し、費用削減のためという理由で契約打ち切りを申し出ました。

 

それから約2年後、新型コロナウイルスの影響をもろに受け、あえなく廃業となったようです。

 

 

▼おわりに一言

 

共同経営は、学校のクラブ活動の延長みたいに、気心の知れた仲間とノリや曖昧な信頼、欲で行えるほど気楽なものではありません。

 

特に小規模企業の経営では経営者自らが「作業」の連続に追われるため、つい視野が狭くなり、課題に対して行き詰まりを感じることも多くなります。そのような際には立ち返るためのビジョンや価値観はとても大切なことです。

 

しかし、現実問題として小規模企業の共同経営にとって、具体的かつ重要なことは何かを考えた場合、お互いの負担や、目の前の課題の解決に役立つものは「補い合う」ことだと考えています。

 

あくまでも「信用」が備わっていることが大前提ですが。

 

皆さんはどのようにお考えになるでしょうか。

 

是非、ご自身の言葉で考え、まとめてみてください。

 

参謀 青木 永一

 

【文中でご紹介したコラム】

共同経営に潜む倒産リスクについて

起業で失敗したくない人は必見!!「信用」と「信頼」の区別で、犯罪が付け入る隙から身を守れ

 

ヒント

 


 

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この参謀noteの著者:

参謀青木 永一

参謀の特長
ベルロジック株式会社 代表取締役 経営学修士(MBA)メンバーの中でも、異色の経歴を持つ。 前職は、事業者向け専門の「ナニワの金融屋」であり、30代後半までの15年間の経験の中で、約500社を超える倒産と間近に関わってきた。
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