コラム

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戦国武将の戦術に欠かせなかった「中医学」の考え方は 現代社会のコミュニケーションのヒントになる

冬に影響を受けやすい「腎」タイプの人

はじめに

戦国武将達は、どんな戦にも名医を抱え込んでいたといわれています。どんなに素晴らしい戦略であっても、心身の健康が保てなければ、「勝利」を己の手に納めることはできないとわかっていたからです。

名医たちは、自然界の変化や感情の変化が心身に与える影響を読み取り、その知見を積み重ねていくことで、クライアントの得手・不得手を導き出し、潜在能力を高めてきたのです。それが中国伝統医学である「中医学」と呼ばれるものです。中医学は文献の記録より4000年の歴史があり、中国人の長期にわたる疾病との闘いの経験を総括した知恵の総集ともいえる哲学的な医学です。

 

 

今この時期だからこそ心身の健康を高めることが求められています

COVIT-19の感染拡大の勢いがおさまらず、医療現場は混乱をきたしております。

それにまして、医療費の高騰が続いています。現役世代の負担がこのままでは増え続ける一方です。この度、菅義偉首相が目指す社会像の「自助・公助・共助」の理念と重なると判断し、2022年度より、75歳以上の高齢者の医療費負担が2割に引き上げる以降が固まりました。団塊世代の方が、後期高齢者入るため、医療保険制度にとどまらず、社会保障制度の見直しも欠かせないでしょう。いまの若い方たちが大幅な給付カットを迫られないようにするため、給付額を抑制するマクロ経済スライドを強化することなどが課題となってくるでしょう。

 

 

 

それでは本題にはいっていきましょう

さて今回は冬の影響をうけやすい「腎」タイプの人についてお話していきましょう。

 

恐怖と疑念を、知恵と信頼に変換できる賢者、「腎」タイプ

「腎」タイプの人はバランスがよく、水のように適応力があり、強い意志と粘り強さがあります。また底なしのエネルギーがあり、どんな非常事態にも対応できる能力があります。

 

 

 

「腎」タイプの人の特徴

性格

  • 謙譲の美徳タイプです。表に出ることが苦手で、正体を明かさずに匿名でいることを好みます。
  • バランスの取れた見方で物事を見ることができます。
  • 自信があり、ストレスフルな状況でも、自分が対処できる範囲を理解できています。
  • 粘り強く、着実に問題を解決する能力があります。

体調

  • 驚くほど体力があります。
  • ストレスフルな状況でも自分が対処できる能力があります。
  • その一方で、疲れがたまっていることの気が付かないことが多く、突然倒れてしまいます。疲れが溜まってくると、腰に痛みが出やすく、夕方以降に発熱することがありますので、目安にしてください。

苦手なこと

  • 思慮深いため、何事も大げさに捉えがちです。知らないことを恐怖と感じます。
  • 拘束されたり、指図されることが苦手です。

 

「腎」タイプの養生法

  • 働きすぎに注意しましょう
  • 体力があり、思慮深いため仕事に没頭しがちです。瞑想やリラクゼーションを意識的に日常生活に取り入れましょう。
  • 恐怖を感じると自分の殻に閉じこもってしまいがちです。知恵をつけ、経験を積むことが、恐怖から身を守ることにつながります。常に学び続けましょう
  • 闘争精神を養うことを意識しましょう
  • 親しい人との関係を楽しみましょう。

 

冬の暮らしのワンポイントアドバイス
  • 風邪をひきやすく、関節に痛みが生じやすくなります。
  • 厚着をして温めるだけではなく、食べ物や暮らし方を工夫して、体の内側から温めることをお勧めします
  • 代謝をあげる運動を毎日意識しましょう。ただしエネルギーを消耗しない程度にしましょう。その際激しい運動はおすすめしません。
  • 冬は生命エネルギーを蓄える時期です。

 

薬剤師としてみなさんにお伝えしたいこと

体の話
  • 冬は体が硬くなりやすく、疼痛の症状がみられがちです。頭痛・胃痛・腹痛・関節痛・足腰の痛みなどがおこりやすくなります。
  • 寒さで体が縮こまりやすくなります。症状としては、筋肉関節の痙攣、四肢の屈伸がしづらい、足の痙攣がおこりやすくなります。
  • 内臓では、気管支の痙攣、心臓、脳血管疾患の発病率が高くなります。注意しましょう。

 

心の話
  • イライラしたり、そわそわして落ち着かなくなります。
  • 夜は早く寝て、朝は日光を待ってから起きるようにしましょう。

 

乾燥も対策もしっかり忘れずに!

 

 

体のを温める意識して食べたい食材

黒大豆・黒ゴマ・ひじき・昆布・黒きくらげ・山芋・里芋・かぶ・玉ねぎ・かぼちゃ・人参・にら・マトンなど。

 

 

最後に

中医学では、過剰なものはなるべく減少させ、不足するものは補うことが大切だと説いています。

中医学を学び続けると、私たち自身が、心身を強くすることを意識して生活することができます。

現状を自分で変えることは難しいものですが、常に選択肢を多く持つことを意識していただきたいと思います。

どうかみなさま 心豊かにお過ごし下さいね。

 

美養憧 岡下真弓

 


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